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2017年9月

2017年9月29日 (金)

ふる里足利の本染め

 私のふるさと栃木県足利市には、二人の弟子がいます。

 一人は女性で子供が生まれ、ただいま子育て中で藍染は休止中。

 もう一人が写真の齋藤さん。
 
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 本職はデニムのデザイナーで、ヨーロッパで紹介されるような人でもある。

Saitou
 
 染めているのは気仙沼産のデニム生地。正藍染めをして、足利でデザインから仕立まで一人で手掛けています。

 染めの色合いからデザイン、サイズ・糸の色合いなど、すべてをオーダーメイド出来る本染めの逸品です。
 
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 齋藤さんは自宅でもガンガン藍染めをしていますが(齋藤さん談)、このサイズはまだ無理なので紺邑で染めています。
 
 その内大きな藍甕が出来れば、全てを足利で出来るようになる。たぶん、日本で唯一の本染めのデニムです(染めているのは藤巻百貨店で既にオーダーを頂いたもの)。

 それが足利発となる。
 
 足利を故郷にする私には、とてもありがたいことでもあります。

 
 ちなみに齋藤さんが染めている藍甕は、昨年の12月に自分で建てたものです。

藍染の移染(色移り)について

 結論を先に言えば、藍染めは本来、色移りしません。色が移るのは、染め液に何か細工をしているからです。

 写真は染め上げた手ぬぐいを、霧吹きを使いながらアイロンがけをしているところです。

Airon1


Airon2

 下に敷いた白い布に色移りしていません。これが本来の藍染め。

2017年9月27日 (水)

色を染め分ける

 藍染めの色は、薄い水色から濃い紺色まで様々。それは飛鳥奈良時代から。

 現代は濃い藍染ばかり。なぜかといえば薄い美しい青が出せなくなっているから。

 先日、帆布の糸を六色に染め分けた人がいます。

 これが真に醗酵の藍染めの、美しくも面白いところ。
 
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2017年9月 6日 (水)

お茶用の藍草

 四国の某市で、藍草の葉を利用して、染め以外に利用しようとしている人がいます。この方が藍草を探した。もちろん、四国内も。しかし、満足なものを得ることが出来ませんでした。量も質もです。
 
 あるご縁が出来て、わざわざ四国から我が家まで藍草を見にいらっしゃいました。見て触って噛んでみて曰く「最高です」と。気に入っていただけたのですが、それは昨年の藍草。
 
 今年の藍草を確認するために、また四国から佐野までいらっしゃいますが、その方のための乾燥葉を作っているところです。

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 刈り取った藍草をきれいに水洗いして天日干しをしてから粉のように細かくします。
 
 もちろん、無農薬栽培。ただし、土には染め終わった“すくも”がたんと入っています。我が家の猫の額のような砂利だらけの痩せた土地ですが、おかげで近年になく良い藍草が取れています。

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 味も良い。なぜなら、妙な堆肥を使っていないからで、未熟な堆肥を使用すると窒素過多になり、味にえぐみがでるのですが、それもありません。

2017年9月 4日 (月)

醗酵の藍甕の色合い

 藍の染め液の具合を見るために、私は毎朝、ティッシュペーパーを使って色合いを見ています。

 昨日は、4本の甕の具合を見てみました(写真参照)。一回染めです。..
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 写真の一番右側は、昨年の12月初めに建てたもの。ですからまる九か月使っています。それも激しく。結果は美しい水色に染まっていますが、水色に染めるために何も手入れをしていません。

 ところが一昨日、この甕で大きなシーツを染めた方がいらっしゃいました。なんと、美しい藍色に染まった。

21442111_1096749387127829_317414113 (写真は昨年12月に建てた甕で染めた麻の
ダブルのボックスシーツ。藍染めしたご本人が送ってくださいましたが、写真で分からないのはその大きさ。私が藍染めを頼まれた場合、引き受けるかどうかを躊躇するくらいなもの。良く染めましたし、染まりました。)

 これからこの甕で、水色の麻のストールの染め仕上げをする予定です。たった一度の染めが勝負です。
 

 右から二番目は、今年の3月半ばに建てたもの。6カ月半経っています。きれいな縹色に染まっていますが、一昨日はこの甕で、濃紺の絹糸染めの下染めをいたしました。

 3番目は今年の5月に建てた甕。一回で濃紺の感じに染まっています。4カ月を過ぎ、その間ずいぶん染めていますが立派だと私は思います。この甕は、濃い染の仕上げに使っています。

 4番目は建てたばかりの藍甕の色。私の目から見ると深みが足りませんが、それなりに染まっています。しかし、面白いことに、4カ月経った3番目の甕のほうが濃く感じます。

 これが、醗酵の藍染めの面白いところです。
 

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