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2018年5月19日 (土)

pH・アルカリと還元

 藍染だけじゃないでしょうが、「感じる力」は肝心な事だというお話しです。それを阻害するのは、化学的な言葉。
 
 
 藍の染め液は、強アルカリ性だと言います。計ればpH11前後だから、それに合わせてpH調整するらしい。
 藍は還元だという。還元とは酸化したものを元に戻すこと。つまり、酸素を奪うこと。藍の染め液には酸素が無い。液から酸素を奪うために、還元させるという。だから「還元菌」なる言葉も誕生した。
 
 藍染めの歴史は何千年と古いけれど、その歴史の中に、pH、アルカリ、還元という言葉はありません。それでも人類は、藍染めをし続けてきた。
 
 「藍染めを科学する」という講演会の講師をなさった化学者が、藍染めをしている人たちに「石灰をなぜ使うのですか?pH調整ですか?」と問うた。私以外は皆さん、そうだと仰る。その先生は続けて、「pH調整するなら石灰は使ってはいけません」と語った。なぜなら「水に溶けないから」と。続けて「pH調整するなら苛性ソーダをお使いなさい。石灰より余程良いです」と。
 
 お分かりだろうか。pHを考えるなら、石灰よりも苛性ソーダの方が良いのです。
 
 染め液がアルカリ性だとは、結果的にそうだと言うことに過ぎません。それよりも大切なことは、染め液が今、何を求めているか、または何も求めていない十分な状態かを理解することです。そして、なぜアルカリ性が強いのかも考えるべきだと。
 染め液を舐めるのもの方法の一つでしょうが、私は舐めません。染め液と普段から親しくつきあっていれば、感じ取れるからです。
 
 この「感じる力」を、pHやアルカリや還元と言う言葉が阻害している。何でも計って、調べて対応する。
 
 pH、アルカリ、還元と言う言葉を藍染めの世界から無くせば、藍を深く理解することが出来ると、私は思います。

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