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2019年4月10日 (水)

灰汁(あく)

 藍は灰汁で建てます。蒅(すくも)と灰汁だけです。途中で日本酒、ふすま、石灰などを入れることはありません。灰汁で建てるから「灰汁建て」です。それを「本建て」とも「地獄建て」とも言います。

 「灰汁(あく)」とは、堅木を燃やした灰に水かお湯を入れ、激しくかき混ぜ、一日二日放って置いて、灰が沈んだ後の上澄み液をいいます。
 
 日本には、灰や灰汁の正しい作り方が伝わっていないようです。手元にある昭和50年代の論文も勘違いしている。曰く「灰汁は茶色」だと。茶色の液で美しい藍染は染まりません。

 茶色の灰汁は質の悪い証拠の様なもの(例外はある)。限りなく無色透明な灰汁は質が良い。そういう灰汁を取り、使わなければ、蒅(すくも)と灰汁だけで醗酵させることは難しくなります。

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 写真は、講習会で取った一番灰汁(最初に取った灰汁)です。天井が移るくらいに澄んでいますが、とても強い灰汁です。

 藍建ては蒅と灰汁。良い灰汁を作ることが肝心です。

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