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2019年5月11日 (土)

小荷田さんご夫妻

 宇都宮から、小荷田さんご夫妻がご来工された。

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 お二人は、何度かこのブログにご登場いただいているけれど、ご主人は画家。奥様は絞の藍染師。桐生の大川美術館で、洋画家の松本俊介のアトリエを再現したとかで、それを見に行った帰りにお寄り頂いた。

 藍建ての講習生には、いつも小荷田夫人のお話をする。60歳でお役所を定年退職なさった後、藍染めをはじめ、10年ほど絞を習い、70歳から日本民芸館の公募展に出展して、十数回連続して入選なさっている。藍染や絞を始めるのに、遅いなんてことはないという証拠のような存在。

 時折こうやって私を訪ねて来て、藍建てや、染め液の維持管理や、染めなどについて私の話を聞きにいらっしゃる。私はなるべく、なんでも相談に乗るようにしている。

 今回も、正絹の反物を絞って藍染めした作品をお持ちになった。大作。「こりゃ、体力が大変だ」というと、ご主人が「この人は体力だけはある」とからかった。そうかもしれないけれど、多分御年八十半ばなのだから、大変なことだ。

 私はなんとなく、他人事のように絞の藍染めについての基本を語った。側に講習生が染めに来ていたから、彼らに聞かせるためだ。

 この反物の絞染には、欠点も見えたけれど、これは仕方ない。だけど、それを題材にして対処の仕方を語り、最後の仕上げについてもお話しした。多分、小荷田さんはそれを聞きたかったのだろうと察したからだが、講習生達も、相当な勉強になったことだろう。その他、色々お話をした。今度いつ会えるか分からないからだ(笑)

 ウールの藍染めについても語ったけれど、その一つ一つが、小荷田さんの経験と技術の上のことで、小荷田さんだから話せる事でもある。だから、講習生達は初めて聞くことだし、講習会ではすこし高級な話題だから、私が話したことのない内容だ。聞いていた講習生の一人は編み物の作家だから、それなりに得るところもあったことだろう。

 小荷田さんに対する私のような存在が、私にいるかな?と、ふと考えた。小荷田さんは幸せな人だなと感じないでもないが、これもご人徳のなせる業だろうと、つくづく思う。

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