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2019年6月 2日 (日)

藍染めの誤解について

 インターネット上には、藍染について様々な記述がある。久しぶりに見て回ったけれど、酷いことを書いている人がいる。営業妨害になりそうだから誰がどうとは書かないけれど、こうやって誤解が広がり、誤解を利用してビジネスをするのだなと思う。

 私の弟子の所に、上記した酷いことを書いている染め師の工房で藍染めの体験をしている人たちが来たそうな。その方が印象譚をお書きになっているのを読んだけれど、誤解に気が付き始めているようだ。

①色落ちについて。
「本藍染」と称するその藍染は、使うと色落ちが激しい。正藍染は、濃く染めても色落ちしないように染められる。
②色移りについて。
「本藍染」は色移りする。だから洗濯は他のものとしない。本来、藍染(正藍染)は色移りしない。
③染め液について。
「本藍染」は青っぽい(ママ)。正藍染は茶色っぽい(ママ)。
④臭いについて。「本藍染」はツンとした臭いがするが、正藍染めにはない。
⑤色について。
「本藍染」は勝色という濃い色に染まる(誤解だがとりあえずママ)。正藍染は濃すぎない、きれいでやさしい藍色。
⑥染め液の寿命について。
「本藍染」は、1日置きで菌を休ませるし、それをやっても藍染液の寿命は約3ヶ月。また新たにすくもから藍建てする必要がある。「正藍染」はずっと使える。

 こんな風に整理してくださっている。

 誤解の元のホームページも見てみた。何故こんなことが書けるのだろうかと思う事ばかりだ。例えば④の臭いだけれど、子供は臭いに敏感だから、臭いこの工房の体験会に入れないのだそうな。
 
 しかし、訂正を求めたり、間違っているなどと云うのは余計なエネルギーだからしない。私はコツコツと、本建てを教え広め、このように気づけるような環境づくりをして行くだけだ。


<追記>

 2016年頃から私に、度々藍染めについて尋ねて来る、藍染に興味を持ち始めた人が居た。2018年の今、その人は染め師になり「本藍染体験会」というのをしているそうな。そこでは「座学」と云うのがあって、参加者はこの人の話を約1時間聞くという。たった1・2年の藍染経験者が何を語るのか?と思うが、そんな未熟者の話をありがたく聞く人達が居るらしい。

 日本人に、目利きが少なくなった。だから、アマチュアがプロの領域に簡単に入って来られる時代が今。何が本当か理解できないから、アマチュアが蔓延る。その何がいけないかというと、物ごとに誤解が生じ、それが広まり、物の本質を見失うからだ。

 老子は「敢えてするに勇なれば、則ち殺され、敢えてせざるに勇なれば、則ち活かさる」と言った。だからと云うわけではないが、この人をどうしようという行動に出る気はない。敢えてせざるに勇なろうと思うが、老子は結局「天網恢恢疎にして漏らさず」だといった。
 
 未熟な事も嘘もバレる。修行を放棄した身は先が知れている。世間も人も怖く、甘くはない。この人は遅かれ早かれ、わが身の程を知ることとなろう。

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※写真は灰汁抜き後の液。
 藍染は色落ちしないから青い色は落ちずに茶色の色が落ちる。
この茶味が藍染めした物に入っている。
このように灰汁を抜くと青みが冴える。
これを「あか(灰汁)抜ける」という。

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