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2019年11月17日 (日)

丸善と三越


 大正九年六月、中央公論に寺田虎彦が書いた随筆に、「丸善と三越」がある。私の父親が大正十三年生まれだから、それよりも以前のこと。

 今、豊洲にあり、築地から移転することで騒がれた魚河岸は、当時三越の側にあった。
 
 寺田虎彦は、丸善に寄り、三越に向かう。そして、《丸善が精神の衣食住を供給しているならば三越や魚河岸は肉体の丸善であると言ってもいいわけである。》と述べ、三越に向かう道すがらや、三越の中の様子を描写している。 

 玄関の両側にあるライオンを《無い方が良いように思われる》と書き、《入り口をはいると天井が高くて、頭の上がガランとしているのは気持ちがいい。桜の時節だとそこの空にに造花がいっぱいに飾ってあったりして、正面の階段の下では」美しい制服を着た少年が合奏をやっていることもあった。色々な商品から出るにおいと、多数の顧客から蒸し出されるガスとで、すっかり入場者を三越的気分にしてしまう。》と、こう書いている。 

 今の三越は、入場者を三越的気分にしているのだろうか?
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