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2020年6月 7日 (日)

藍染の原料の薪づくり

 藍染の原料は、藍草の葉と木灰。 
 
 日本では室町時代辺り以降から、藍草の葉を天日で乾燥させたものを水を打って醗酵させた「蒅(すくも)」を使いだした。それ以前はどうだったかは想像は出来るけれど、それが何だったかを証明するものは無いが、蒅ではなかった理由は想像できる。日本列島が鎌倉・室町時代辺りに寒冷化したからだと。多分、平安時代は暖かかったのだろうと。だから、蒅にする必要が無かったのだろと。
 
 藍染や植物を原料とした染めの方法らしきものが書いてある最古の 文献は、10世紀半ばに表された「延喜式」の「縫殿寮雑染用度」。そこに、藍染や植物染めの事が書いてある。
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 例えば「深縹(ふかきはなだ・濃い紺色)」は《 綾一疋藍十圍薪六十斤 帛一疋藍十圍薪一百廿斤 絲一絇藍四圍薪卅斤 貲布一端乾藍二斗灰一斗薪卅斤》と書いてある。これらが、役所から染め手に渡る用度だったのだろうが、何をどう使うかは書いていない。それは、染める職人の仕事だったからだろうし、「餅は餅屋」だから、役人に分かろうはずもないから書けるはずもない。

 さて、この一文に「乾藍二斗」と書いてあって、それがいろいろ論議を呼んでいるのは置いておいて、その次に「灰一斗」と書いてある。では、何の灰かと云うと、種類はともかく、堅木の灰でなくてはならない事は分かる。なぜなら、堅木でないと染め液は出来ないからだ。
 
今でも灰は堅木の灰を使う。今日はその原料の薪づくりに汗をかいた。私ではない。ご近所の長島さんと家内。私は身ながら写真を撮った。体力が無いのだ。木が硬いから割るのも一苦労。だから、機械を使った。
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薪にする木はまだまだたくさんあって仕事は終わらないが、こんな量で藍の染め液が十分に出来るわけでもない。
 
 因みに藍染め以外の植物を原料とする染めは、古来色は灰の灰汁で出して来た。この場合の灰は、樹の種類によって出る色が違うから限定される。例えば「深緑」は、藍と苅安で出す。苅安で出す色を決めるのは、灰の灰汁。それは何か?というお話しは、随分前に書いた。

 延喜式には深綠綾一疋藍十圍苅安草大三斤灰二斗薪二百卌斤 帛一疋藍十圍苅安草大二斤灰一斗薪一百廿斤 絲一絇藍三圍苅安草大九兩薪六十斤 と書いてある。

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