教える事 教わること
シンクロナイズドスイミングの井村コーチは選手に「全力を出し切っていない」と怒るそうだ。選手たちはそこで考える。「全力を出し切っているのに何故言われるのだろう」と。だから向上して、世界的な選手になれる。
ところが昨今、「私は全力を出し切っています!」と自己評価する人たちに出合ようになってきた。
藍建てについて私に質問してきた人に、「あなたのやっていることは自分勝手だ」というと、「私が自分勝手などということはありません」という。理由はともあれ教わっている私に「自分勝手だ」と言われたなら、「なぜだろう」と考えれば良いものを、自己評価して終わってしまう。自己評価とは恥ずべきものだったはずだけれど、そうではない人がいるんだな(講習生には一人もいませんよ。ネット上で教わっている人です)。
こういう人には教えません。無駄だからです。向上することも、藍建てや藍染の本当のことに気づくこともないでしょうから。
(2016年8月17日にフェースブックに書いたもの)
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